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1.6 「3150FIGHT vol.4」初のダブル世界戦は大波乱。力石・但馬は豪快KO劇

2023.01.06

亀田興毅がプロデュースするボクシングイベント「3150FIGHT」は、2023年1月6日(金)エディオンアリーナ大阪 第1競技場にて『3150FIGHT vol.4』を開催した。

 

重岡銀次朗(ワタナベ)はプロ8戦8勝6KOの実力を誇り、今回が初の世界戦。一方で挑戦を迎え撃つ王者ダニエル・バラダレスは、強靭なフィジカルと相手の打ち終わりにパンチをあわせる巧みさを持ち合わせており、今回が初防衛戦。王座の行方に注目が集まる一戦の幕が開けた。

重岡が優位に試合を進める中、3ラウンド2分48秒、偶然のバッティングからダニエル バラダレスが頭部の痛みを訴え、レフェリーが試合続行不可能を判断し、試合終了を告げた。一時、負傷引き分け判定のアナウンスがあったものの、この試合を統括するIBF(国際ボクシング連盟)のルールにより、裁定が変更され無判定試合に変更。大混乱の世界戦となった。

谷口将隆(ワタナベ)は、2度目の防衛とはならず、メルビン・ジェルサェムが新王者に。試合は2ラウンド TKO負けで谷口が王座から陥落した。

1ラウンドから両者ともに手を出し合う展開となったが、2ラウンド目、谷口が攻勢に出ようとしたところで、メルビン・ジェルサェムがワンツーの右ストレートによりダウンを奪う。直後に立ち上がろうとする谷口だったが、足元がおぼつかずレフェリーストップとなり、2度目の防衛は失敗に終わった。

本試合は、もともと対戦予定だったベダン・アガーワル(インド)の負傷により試合不可能となったため、急遽代役となるスタット・カーラレック(タイ)との試合が決定。

 

試合開始とともに但馬選手の猛攻でスタット・カーラレックに強烈なフックでリングサイドに追い込んだ。左右の連打で一網打尽にし、カーラレックがうつ伏せに倒れるダウン。カーラレックが立ち上がれず、但馬のKO勝利となった。但馬ミツロは、デビュー戦から4戦連続で1ラウンドKO勝ちとなった。

日本のスーパーフェザー級戦線における頂上決戦となった今回の注目試合は、5ラウンド TKOで力石政法が勝利し新王者に昇りつめた。

 

序盤は互いに距離を取り合う駆け引きが続くスタートとなったが、徐々にスピード感のある打撃戦となった。2ラウンドには木村吉光の攻撃を受けた力石が効かされる場面もあったが、その後は、力石が持ち味であるスピードと距離の長さを活かし、得意のカウンターで2度のダウンを奪う。迎えた5ラウンド、力石の得意パンチである左アッパーが木村を直撃。木村がリングに倒れ込んだ瞬間、力石のTKO勝利となった。

 

新王者となった力石政法は、試合後のリング上インタビューで「我ながらブラボーです。オレがアジアの頂上です。興毅ファウンダー、次は世界戦をお願いします」と笑顔で話し、リング下にいた亀田興毅ファウンダーに、今後の世界挑戦をアピールした。

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