プロボクシングジム「3150(サイコー)ファイトクラブ」の亀田興毅会長(35)が弟の大毅副会長(33)とともに3月26日、東京ミッドタウンで会見し、4月29日にメルパルクホール大阪で開催する興行「3150FIGHT vol.2」の対戦カードを発表した。
全日本選手権ライトヘビー級2連覇などアマチュア5冠を誇る但馬ミツロ(27)はデビュー戦で韓国ヘビー級3位のキム・サンホ(韓国)と対戦が決定。但馬は「コロナ下でデビューできない状態が2年ぐらい続いた。やっとスタートを切れるのはうれしい。」と話し、「1ラウンドで倒すので、すぐに終わると思います。」と自信満々に語った。
亀田興毅会長は「但馬は、とてつもない可能性を秘めたボクサー。現在、フルサポートして再強化計画を進めています。スパーの数さえこなしていけばいくらでも成長していく。」と大きな期待を寄せていた。
また、日本ヘビー級ランキングが不在となった現状から、日本ヘビー級の再興の契機となるよう、日本ボクシングコミッションに対し、この試合を現在空位の日本同級王座決定戦として認めてくれるよう要望していることも明かした。
元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(33)はフライ級8回戦で、日本ミニマム級5位の栄拓海(28=折尾)と対戦。5年のブランクから復帰2戦目の宮崎は「試合でも自分の中ではまだ練習なので。やりたいことはいろいろある。世界につながるような試合を見せたい」と意気込んだ。
コロナ下で海外からの選手の招へいが難しい状況下で、ファイトマネーとは別に「宮崎に勝てば100万円」のボーナスを用意して対戦相手を募集していた。名乗りをあげた栄は「自分が高校時代にテレビで見ていた宮崎選手と対戦できて、ワクワクしている。(所属ジムの)会長から、この話を聞いて、ぜひやりたいと思った」と話した。
この日の会見はABEMAで生中継され、4月29日の興行も同様にABEMAで生中継される予定となっている。