(左から)ジョン・リエル・カシメロ、亀田興毅ファウンダー、亀田京之介
19日、都内のシャトーアメーバにて行われた会見で、10月25日(土)・26日(日)にキルギスのビシュケク・アリーナにて開催の「SAIKOU×LUSH vol.2・vol.3」のイベント概要とDAY1となる10月25日のメインイベントが発表された。
「SAIKOU×LUSH vol.2・vol.3」は前回の7月20日に開催された「SIKOU×LUSH vol.1」に続いてキルギスの首都・ビシュケクにて開催される。7月のイベントはキルギスでは初の本格的なプロボクシングイベントとして行われ、2,500人収容のビシュケク・アリーナは超満員となり、キルギスでの同イベントの中継番組は高視聴率を記録した。イベント開催後には、キルギスだけでなく近隣のウズベキスタンやカザフスタンの有望選手からも出場希望の問い合わせが殺到し、10月のイベントは2日間に渡って開催されることが決定した。
10月25日のメインイベントでは、今年7月に「SAIKOU×LUSH」との専属契約を締結した三階級制覇王者で現WBO世界スーパーバンタム級6位ジョン・リエル・カシメロ(36・フィリピン)と、日本フェザー級7位亀田京之介(26・MR)と58㎏契約10回戦で対戦する。
昨年10月の日本で行われた試合で計量オーバーしながらも1ラウンドKOで勝利して以来、約1年ぶりの試合が決まったカシメロは「まず、自分は色々な問題を抱えていたにも関わらず、『SAIKOU×LUSH』と契約させていただき、亀田ファウンダーに新しいチャンスをいただけたことに感謝しています。日本とフィリピンの自分の事を信じてくれているボクシングファンにも感謝しています」と専属契約を締結した「SAIKOU×LUSH」亀田ファウンダーとファンへの感謝を述べた。
久々となる今回の試合について「試合は1年ぶりになるが、休むことなく練習は続けているし、必ず体重もクリアする」と試合に向けての意気込みを話したカシメロに対し、京之介は「今年はネリ(ルイス・ネリ)、ピカソ(アラン・ピカソ)と戦って2連敗しているから、次こそは良いところを見せたい。カシメロは強い選手だと思うけど、もうオッサンだから余裕で勝てますよ(笑)」とカシメロを挑発。
それに対しカシメロは「京之介の最近の2試合を見たけど、ネリが倒すのが遅すぎたし(ネリの7ラウンドKO勝ち)、ピカソの試合(ピカソが2-0の判定勝ち)は二人とも弱かった。オレにとって京之介との試合は簡単な試合。京之介には(リングで眠れるように)枕を用意しておいてほしいね(笑)」と返答し挑発合戦がスタートした。
カシメロのメッセージを聞いた京之介は「お前はまず計量オーバーをするな。ルールは守れ。1ラウンドKOしたるからな。覚悟しとけよ」と応酬し、カシメロも「30秒あれば試合は終わる。オレにとってお前は簡単すぎる」と返すなど二人の挑発合戦は続いた。
二人の話を聞いていた亀田ファウンダーは「プロモーターの立場としては二人に良いコンディションを作って良い試合を見せて欲しいですね。今回は58㎏での試合がポイントになります。カシメロにとっては重い体重の気もしますが、京之介に良い内容で勝てれば、次は世界へ向けた試合や世界戦のチャンスがあるかもしれない。まずは、今のカシメロがどのくらいの試合をするのか見てみたいですね。京之介はカシメロに勝てば、ネリへのリベンジのチャンスが近づくし、一気に世界戦線に絡める可能性もある。二人にとって重要な試合であることは間違いない試合です。是非、この試合にご注目ください」と二人の試合に大きな期待を寄せた。
会見の後に行われた写真撮影では派手な乱闘シーンは見られなかった両選手だが、試合では激しい打ち合いを見せてくれるのか?10月25日、キルギスの地で日本とフィリピンの“悪童”が対決する大注目の試合が決定した。
この試合を含む全試合はABEMAにて無料生中継される。
尚、追加カードは後日改めて発表される。
◎「SAIKOU×LUSH vol.2・vol.3 」 イベント詳細
日時:2025年10月25日(土)・26日(日)
会場:ビシュケク・アリーナ(キルギス) ※日本時間は+3時間
主催:株式会社⻲⽥プロモーション・株式会社LUSH
配信予定:ABEMA
ABEMAにて全試合無料生中継予定