(写真・左から)亀田興毅ファウンダー、アンジェロ・レオ、ミゲル・レオ
19日、大阪府内のジムで、5月24日(土)にインテックス大阪にて開催の「3150×LUSHBOMU vol.6」のメインイベント、IBF世界フェザー級タイトルマッチで同級1位、亀田和毅(TMK)と対戦する同級王者、アンジェロ・レオ(米国)が会見行い、練習を公開した。
練習を公開する前に行われた会見には多くの報道陣が集まった。父でありトレーナーであるミゲル・レオ氏(米国)と二人で臨んだレオは、仕上がりに関して「日本に来日して2週間くらいの期間、調整していますが、日本の環境にも慣れて調整も仕上がりに関しても問題ない。体重に関しても全く問題ない」と当初の予定より早く来日したこともあり、順調に調整できていることを感じさせた。また、減量に関しては元々スーパーバンタム級で戦ってきたこともあり、1階級上のフェザー級でも全く問題は無い様子だった。改めて挑戦者・亀田和毅の印象を聞かれると「和毅は元世界王者であり、キャリアも豊富で優れたボクサーだと思う。特にスピードは素晴らしいボクサーだと思う」と指名挑戦者である和毅を評価していた。和毅の警戒するポイントに関しても「全てを警戒している。どのようなスタイルで試合に臨んできても対応できるような練習をしてきた。そのために和毅に似た選手や全く違うタイプの選手とのスパーリングを積んできた」と過去に和毅と2回スパーリングで手合わせをしているだけに和毅の特徴は知り尽くしていると言わんばかりだった。
約2週間の滞在中は好きなアニメである「はじめの一歩」のキャラクターグッズも購入したそうで「一歩がボクシングを始めたきっかけが自分ととても似ている。同じフェザー級だし、『はじめの一歩』が大好きで、好きなキャラクターも一歩」と日本を代表するボクシングアニメの大ファンであることを公言していた。
会見後に行われた公開練習はリング内でのウォーミングアップからシャドーボクシング2ラウンド、サンドバッグ打ちを2ラウンド披露。試合5日前とは思えない軽やかな動きを見せたが、亀田和毅が所属するTMK陣営や亀田史郎トレーナーが視察に来ていることもあり、本来のオーソドックススタイルではなく、終始サウスポースタイルのまま公開練習を終え、和毅陣営を警戒している様子だった。
この試合のプロモーターである亀田興毅ファウンダーは、レオ親子と共に会見に出席。「レオは世界的にも評価されている強い王者。その王者に和毅がどのような戦いをみせるのか。試合前からとても注目されているこのビッグマッチを日本で組めたことは、プロモーターの自分を自分で評価したいですね」とこの試合の価値を語ると共に自画自賛していた。公開練習後には「レオはサウスポー(スタイル)で練習していたけど、調子が良いことは動きで分かった。減量も問題無さそうだし、試合までしっかりと仕上げて試合に臨んで欲しいですね。素晴らしい試合を期待しています」と週末に迫った大一番に期待していた。
5月24日(土)「3150×LUSHBOMU vol.6」詳細