（写真・左から）渡辺会長・亀田興毅ファウンダー・重岡銀次朗・町田主計トレーナー

15日、東京都内のワタナベジムで、5月24日(土)にインテックス大阪にて開催の「3150×LUSHBOMU vol.6」のセミファイナル、IBF世界ミニマム級タイトルマッチで王者、ペドロ・タドゥラン（フィリピン）と対戦する同級4位、重岡銀次朗（ワタナベ）が会見と公開練習を行った。

公開練習前に行われた会見で、KO負けで王座を奪われたタドゥランと約10カ月ぶりのダイレクトリマッチで王者返り咲きを狙う重岡銀次朗は「いつも以上にいい仕上がり。自分自身のボクシングも少し変わった感覚がある。すごく楽しみだし、隙があったらもちろんKOを狙いに行く。試合を見る方達には小さいなりのスピード感と自分独特の動きを見てもらえればと思う」と最軽量級のミニマム級でありながらも“魅せるボクシング”ができる重岡らしいコメント。5月24日の試合での世界王座返り咲きへ力強い意気込みを語った。

会見後に行われた公開練習では、シャドーボクシングとサンドバック打ちを2ラウンドずつ披露。持ち前の力強いパンチと軽快なステップワークで順調な仕上がりをアピールした。

今回の試合に向けて、様々なスパーリングパートナーと対人練習をこなし、マスボクシングも含めれば約200ラウンドの実戦練習を重ねた。15日からは最後の仕上げとしてフィリピン人パートナーも来日し、いよいよタイトルマッチに向けてテクニカル面と戦術面に重点を置いた実戦練習で総仕上げに入るという。

重岡を指導する町田トレーナーは「予想以上に仕上がりがいい。銀次朗のポテンシャルを引き出す練習ができているし、タドゥラン攻略の秘策も用意している。はまるはず」とリベンジ達成に向けて自信を述べた。

重岡をプロモートする亀田興毅ファウンダーも「銀次朗はまだまだ凄い高いレベルにいるボクサー。試合に一回負けたからといってレベルが落ちるわけではない。この試合をしっかりクリアして4団体統一の方に向かって行って欲しい。兄・優大の敵討ちでメルビン・ジェルサレム（現WBC世界ミニマム級王者・3月30日に重岡優大に判定勝ち）との統一戦も面白い」と、この試合をクリアした先に見据える統一路線へ向かって欲しいという願望を語り、銀次朗へ大きな期待を寄せた。

重岡は、王座奪還後の統一戦に関して「それはまだ先の話。だけど（タドゥランに）勝った後にやりたい選手はたくさんいる。強い選手がたくさんいるので1人1人倒していきたい」とこの試合の後を見据えて強い決意を述べた。

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５月２４日(土)「3150×LUSHBOMU vol.6」詳細