(写真・左から)中川抹茶・亀田興毅ファウンダー・政所椋
21日、大阪府内のKWORLD3ジムで行われた会見で、「3150×LUSHBOMU」亀田興毅ファ
ウンダーから、5月24日(土)にインテックス大阪にて開催の「3150×LUSHBOMU vol.6」の追加カードが発表された。
尚、メインイベントではIBF世界フェザー級タイトルマッチ、王者アンジェロ・レオ(米国)vs挑戦者・亀田和毅(TMK)、セミファイナルではIBF世界ミニマム級タイトルマッチ、王者ペドロ・タドゥラン(フィリピン)vs挑戦者・重岡銀次朗(ワタナベ)のダブル世界タイトルマッチが行われる。
1年ぶりの再戦となる中川は「この一年で英選手と立場は逆転した形になりますが、自分としては前回勝てなかったのでリベンジのつもりで戦います。ランキングも東洋太平洋2位まで上がってきてタイトルマッチも近い状況ですが、まずは英選手にはっきりとした形で勝利して、タイトルマッチを迎えられればと思います」と試合に向けての意気込みを語った。
中川は前回の英との一戦の後、東洋太平洋ランカーに勝利し、オーストラリア国内二階級王者にも勝利、その後、新たにKWORLD3ジムに移籍し拠点を大阪へ移し、この試合に向けては二週間のフィリピン合宿を行って先週日本に帰国したばかり。「自分はこの一年で色々な経験もして環境もガラッと変わって、よりボクシングに集中して取り組める環境で練習に打ち込めています。フィリピン合宿でも色々な学びがあった。周りの方々の期待に応えるためにも、メインイベントで行われる同じフェザー級の世界戦(IBF世界フェザー級タイトルマッチ、アンジェロ・レオvs亀田和毅)にも負けないくらい盛り上がる試合をしたい」と今、プロボクサーとして充実期に入っている中川が高いモチベーションで英との再戦に臨む。
日本スーパーフライ級11位の政所椋(KWORLD3)はWBO世界フライ級15位のヴィンセント・ラッカー(フィリピン)と対戦。プロ戦績5戦5勝(3KO)の政所にとっては初の世界ランカーとの対戦で、対戦するラッカーも9戦9勝(4KO)と無敗のフィリピンのホープだ。ラッカーとの対戦が決まった政所は「相手も全勝の強い選手でテクニックもある良い選手だと思います。でも自分とは噛み合うと思うし、試合では自分は打ち合いだけではなく、細かいテクニックもあるというところをアピールして、世界ランカーに勝ちたいと思います」
と“世界ランカー撃破”に向けて力強い豊富を語った。
同じ階級のスーパーフライ級では先日、1歳年下の横山葵海(ワタナベ)がプロ3戦目で東洋太平洋スーパーフライ級王座を獲得したことにも触れ「横山選手には大学時代にも負けているが、自分より後にプロデビューして、先にタイトルを獲得して、今は先を越されてしまっている。(自分に)タイトルマッチのチャンスが来なかったのは自分のアピール不足だと思うし、今回の試合でしっかりアピールして、タイトルマッチを引き寄せたいと思います」と同世代のライバルを強く意識した。
また、今回はプロキャリアでは初めてスーパーフライ級リミット(52.1キロ)を下回る51.5㎏契約の試合になることについては「(KWORLD3ジム・亀田)大毅会長とも話をして、フライ級(50.8㎏)での試合も見据えて、今回は51.5㎏での試合になりました。普段から節制しているので体重は問題ないと思います。上を目指すためにより選択肢を広げられればいい」と、WBA・WBCの寺地拳四朗(BMB)、IBFの矢吹正道(LUSH緑)と、両日本人世界王者が君臨するフライ級世界戦線への浮上を目指し、フライ級世界ランカーの強豪撃破を目指す。
残りのアンダーカードは後日発表される。