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【3.30 公開練習】重岡優大「必ずリベンジします!」宿敵と1年ぶりの再戦へ

2025.03.19

19日(水)、東京都内のワタナベジムで3月30(日)に愛知県常滑市の愛知県国際展示場で開催する「3150×LUSHBOMU vol.5」のWBC世界ミニマム級タイトルマッチで、王者メルビン・ジェルサレム(フィリピン)と対戦する同級1位の重岡優大(ワタナベ)の会見と公開練習が行われた。


重岡優大は昨年3月、今回の相手となるメルビン・ジェルサレムに判定負けを喫して王座陥落を経験。ボクシングを辞めたいと思うほどのショックを受けたが、弟であり前IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗の励ましもあり、引退を翻意した経緯がある。あれから約1年、宿敵とのリベンジマッチのチャンスが巡ってきた。前回の対戦ではジェルサレムの右のパンチをもらい2度のダウンを喫したことから、今回のリベンジマッチに向けて主にディフェンス面を重点的に強化してきた。



重岡を指導する町田トレーナーは「課題のディフェンス面を強化しながらも、彼自身の強みである攻撃力も同時に伸ばしてきた。前回の敗戦からこの1年で、精神的にも人間的にも大きく成長が見られた。ボクシング自体の技術はもちろんだが、人としての成長がボクシングの成長へと繋がると思う」と重岡の心身での成長ぶりを語った。


リラックスして会見に臨んだ重岡自身も「課題だったディフェンス面を重点的にフォーカスして取り組んできた。ステップワークからボディワークまですべてを見直しながら、これから先の自分自身のボクシングを作る上でどのようなボクシングスタイルが自分に合っているのかというのが少しずつ見えてきた。」とディフェンス面での成長に大きな手ごたえを感じていた。


また、リベンジマッチについては重岡自身アマチュア時代からあまり得意ではないと話したが、「昔は若かったし気持ちだけで行けるっしょというような感じだった。今までは根拠のない自信があったが今は違う。今はちゃんと根拠のある自信がある。リベンジマッチの難しさはアマチュア時代も通して身に染みて分かっているし、そこに関しては腹をくくっている。これを乗り越えたらボクサーとしてさらに一皮むけると思う。ここは絶対に乗り越えないといけない」と自信を見せると同時に、リベンジに向けての強い覚悟を感じさせた。

重岡は「この1年何をしてきたのか、どんな気持ちでリングに上がっているのか、(自分の試合を)見ただけで、それを分かってもらえるような、それを感じてもらえるようなボクシングをしたい。1秒も目を離せない熱い試合をする。リベンジします。応援よろしくお願いします」とボクシングファンへの向けて熱いメッセージを送り、王者・ジェルサレムへのリベンジを誓った。

また、ジェルサレム戦に向けて招聘したスパーリングパートナーは、昨年8月に対戦したばかりのWBO同級10位サミュエル・サルバ(フィリピン)、昨年3月に弟・重岡銀次朗が持っていたIBF世界同級王座に挑んだIBF同級5位ジェイク・アンパロ(フィリピン)を招聘し、世界ランカーの二人と週3回ペースで密度の濃いスパーリングを行ってきた。スパーリングがない日もマスボクシングを行い、毎日対人練習を積み重ねてきたという。この日の会見には自身のスパーリングパートナーでもあるサミュエル・サルバもかけつけた。

会見後の公開練習では、軽めのシャドーボクシングを2ラウンドとサンドバック打ちを1ラウンド行い、細かいステップワークや力強い左のパンチなど、短時間ながらも順調な仕上がりを見せた。


尚、当日はこの試合を含めABEMAにて全試合が無料生中継される。


2025年3月30日(日)「3150×LUSHBOMU vol.5」詳細


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