17日(月)、大阪府内のホテルにて、5月24日(土)に大阪市のインテックス大阪で開催する「3150×LUSHBOMU vol.6」の発表会見が行われた。
「3150×LUSHBOMU」亀田興毅ファウンダーからメインイベントが発表され、IBF世界フェザー級タイトルマッチで、同級王者のアンジェロ・レオ(米国)に同級1位の亀田和毅(TMK)が指名試合として挑戦する。この日行われた会見には、亀田興毅ファウンダー、亀田和毅の他、株式会社LUSHの取締役でもあるLUSHミュージックの音楽デュオ・「もにゅそで」の二人に加えて、アンジェロ・レオが米国・ラスベガスからリモートで会見に参加した。
6年ぶりとなる待望の世界戦が決まった和毅は「この試合をプロモートしてくれた兄(亀田興毅ファウンダー)やLUSHの会長、その他にもこの試合を地元の大阪で開催することに尽力していただいた方々には感謝しております。いよいよ試合が決まったので、あとは自分が結果を出すだけ。何としてもこの試合に勝って三階級制覇を達成して、亀田家としての8本目の世界のベルトを獲ります」と世界戦が決まったことへの感謝と意気込みを語った。
自身の初防衛戦が日本で開催されることになった王者・レオは「『日本で防衛戦がしたい』と自分のプロモーターに希望を出していたので、今回、日本で試合が決まってとても嬉しく思っている。和毅とは過去にスパーリングをした仲で、素晴らしい選手であることは知っているし、40戦ぐらいのキャリアがあり二階級制覇王者でもある。和毅をリスペクトしている。試合までしっかりと対策をして試合に臨むつもりだ」と自らが望んだ日本での初防衛戦を喜びながらも和毅への警戒心を語った。
また、フェザー級の王者の中で誰が一番強いのか、将来対戦したい相手はいるかを聞かれると「フェザー級の王者で最強なのは自分だと思っているし、他団体の王者とは誰でも戦いたい。そして、スーパーバンタム級には井上尚弥(大橋)という世界最高のボクサーがいるし、井上が階級を上げてきた時は対戦したい。でもまずは和毅に勝つことに集中するよ」と、まずは初防衛戦に勝つことが先としながらも、初防衛戦をクリアした先に、より大きな“メガマッチ”を見据えていた。
実弟・和毅のフェザー級での“ビッグマッチを実現することになった亀田興毅ファウンダーは「2000年以降、フェザー級での日本選手の勝率は僅か15%しかない。日本人の骨格的にも軽量級で世界戦を獲るより、フェザー級で世界を獲るのは非常に難しい。もちろん軽量級に比べてファイトマネーもグッと跳ね上がる。(王者の)ファイトマネーは億(1億円)を超えています。何としても和毅にはこの試合に勝って、その先に広がる新しい景色を見せてもらいたい。家族としても和毅には何としても勝ってもらいたい」と今回の試合がファイトマネーという意味でも“ビッグマッチ”であること、そして“亀田家最終兵器”とも言われた和毅が迎える亀田家としての集大成ともいえる大一番へ、大きな期待を語った。
会見の最後には和毅が流暢なスペイン語で、メキシコ系米国人であるレオにメッセージを送った。和毅から「日本のボクシングファンは二人の素晴らしい試合を期待している。お互いに最高の準備をして試合に臨もう」と語りかけると「自分もそのつもりだ。二人で日本のボクシングファンに素晴らしい試合を見せよう」とレオも和毅に同調した。
「亀田家最終章」と銘打たれた「3150×LUSHBOMU vol.6」は亀田家の地元・大阪のインテックス大阪で5月24日(土)に開催される。
また、他のカードは後日発表される。
左から亀田興毅ファウンダー、亀田和毅、もにゅこ、ソデコ