21日に静岡県静岡市のツインメッセ静岡で開催した「3150×LUSHBOMU vol.3」のメインイベント、デビュー2戦目でメインイベントに大抜擢された横山葵海(ワタナベ)は、スーパーフライ級8回戦で東洋太平洋スーパーフライ級5位のデンマーク・ケビド(フィリピン)が対戦した。
序盤から両者がハイレベルな技術戦を展開する。1ラウンド、横山がサウスポー・ケビドに対して、ボディジャブ、ボディストレートを打ち込み、試合を優勢に進める。2ラウンドにはケビドの変則の右フックをヒットさせて対抗。迎えた3回には横山がロープ際でのコンビネーションで攻め込み、ノーモーションの右ストレート、左ボディを立て続けにヒット。中盤は一進一退の攻防が続いたが、ロープ際で再三見せ場を作った横山が左ボディ、左ボディアッパーでダメージを与える。横山が優勢な展開で迎えた7回、横山がスウェーバックでケビドのパンチを交わそうとしてバランスを崩したところに、ケビドが追撃の一撃を合わせてダウンを奪う。最終回は上下にパンチを散らす横山に対して、ケビドがノーモーションで放つ左ストレートをヒット。試合は判定に委ねられ、ケビドに後半の反撃を許したものの、横山が判定3-0(76-75、76-75、78-73)で僅差の判定をものにした。プロデビュー2戦目で東洋太平洋ランカーを相手に勝利した横山は2戦2勝(1KO)とし、東洋太平洋ランキング入りを確実にした。
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