【10.21 公開練習】カリスト、トーレス公開練習　カリスト「メキシカン同士の激しい戦いをお見せしたい」｜3150FIGHT公式サイト

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【10.21 公開練習】カリスト、トーレス公開練習　カリスト「メキシカン同士の激しい戦いをお見せしたい」

（左から）健文トーレス、亀田興毅ファウンダー、レネ・カリスト

9日(月)、大阪府内のTMKジムで12月21日(土)に静岡県静岡市のツインメッセ静岡で開催する「3150×LUSHBOMU vol.3」のIBF世界スーパーフライ級王座決定戦でIBF世界同級3位のウィリバルド・ガルシア（メキシコ）と対戦するIBF世界同級４位のレネ・カリスト（メキシコ・TMK）と53.2kg契約8回戦でナッタポン・ジャンケーウ（タイ）と対戦するWBO世界スーパーフライ級７位の健文トーレス（TMK）の会見と公開練習が行われた。

IBF世界スーパーフライ級王座決定戦に臨むレネ・カリストは、亀田和毅が所属するTMKプロモーションの所属選手で今回、初めての世界戦に臨むが日本での試合は今回が3回目。試合に向けて3週間前に来日してスパーリングを続けている。試合に向けてカリストは「日本に来てから3週間、順調にスパーリングもできている。TMKのチームの皆が色々と優しく助けてくれて感謝しています。日本も3回目なので今の寒い気候にも慣れています」と日本の気候や生活にはすっかり慣れている様子だった。対戦相手となるウィリバルド・ガルシアはメキシコの国内でも同じゲレーロ州の出身とあって、そのボクシングスタイルは良く知る相手。「ウィリバルドは気持ちが強く、攻撃的な選手だが、対策練習は十分にできている。メキシカン同士の激しい戦いを日本のボクシングファンの皆様にお見せします」と試合への意気込みを語った。

カリストは会見の後には6ラウンドのスパーリングを披露。メキシコから招聘したスパーリングパートナーを相手に試合まで2週間を切った時期にも関わらず、激しい打ち合いを展開し、フットワークを使った攻撃を見せるなど、順調な仕上がりぶりを伺わせた。

本来は通訳を務める予定のマネージャーが不在のため、臨時でカリストのスペイン語通訳も担当したトーレスは試合に向けての意気込みを問われると、「次の試合は最初から倒しにいくだけ。相手がどんな選手だろうと関係ないです。モチベーションは常に高くトレーニングできているので試合は1ラウンドにKOします。試合を観てくれるファンの方には『健文トーレスって強いな』と思ってもらえる試合をお見せします」と試合に向けて“1ラウンドKO宣言”が飛び出していた。

また、トーレスの会見の最後にはレゲエ・アーティストのEXPRESSが登場。10月21日のトーレスの試合の入場時にEXPRESSの生歌唱でトーレスが入場することも発表された。EXPRESSはスポーツ界の著名選手が多くから支持されているアーティストで、トーレスはEXPRESSの「戦う貴方へ」という曲を心酔しており、かねてからの熱望していたEXPRESSの生歌唱での入場の“夢”が実現する形だ。この話を聞いたトーレスは「最高ですね。EXPRESSさんの生歌唱は本当に嬉しいです。いつも練習に行く前に聞いているので、今、這い上がっている自分のテーマ曲みたいな感じです。その曲で入場できるなんで夢みたいですね」と、かつては“天才ボクサー”と呼ばれ、2度も収監されたところから世界ランカーまで登り詰めた男が“人生のテーマ曲”と共に世界を目指していく。