(左から亀田ファウンダー・横山葵海・町田トレーナー)
3日(火)、東京都内のワタナベジムで12月21日(土)に静岡県静岡市のツインメッセ静岡で開催する「3150×LUSHBOMU vol.3」のメインイベントに出場する横山葵海(ワタナベ)の公開練習と会見が行われた。プロ2戦目となる横山は、東洋太平洋スーパーフライ級5位のデンマーク・ケビド(フィリピン)とスーパーフライ級8回戦で対戦する。
「3150×LUSHBOMU」亀田興毅ファウンダーが期待を寄せる横山は、アマチュアで2022年全日本選手権バンタム級優勝等の実績を残して今年の7月7日にプロデビュー。キャリアのある中国選手を相手に一方的な試合で2ラウンドTKO勝ちの華々しいデビュー戦を飾った日本ボクシング界の“スーパーホープ”。
この日の会見で横山は、他のアンダーカードで世界戦を始めとした多くのランキング選手が試合をする中でメインを張ることに「メインイベントに出場させていただきますけど、変にそれを意識せず、自分の試合に集中できればと思います」と控えめに語ると、現在の仕上がり具合については「スパーリングも順調で、試合までの残りの期間、相手の対策を考えながら追い込んで仕上げていければと思います」と試合に向けて落ち着いた表情で語った。試合に向けてのスパーリングはWBOアジアパシフィック同級王者・川浦龍生(三迫)等と4~6ラウンドのスパーを続けてきたという。
横山を指導するワタナベジム・町田トレーナーは「横山は真面目に練習する選手。ステップや動きは他の選手にはない動きをしますし、十分に才能のある選手だと思います。今後は次の試合を経てタイトルに絡んでいける選手だと思います」と元世界王者の重岡優大・銀次朗も指導するトレーナーも、横山の実力には太鼓判を押す。
この日は会見後に前日本バンタム級王者・富施郁哉(ワタナベ)と2ラウンドのスパーリングを披露。横山のスパーリングを見た亀田ファウンダーは「横山選手はボクシングが上手い。ポジショニングとか攻撃パターンとか、デビュー2戦目のボクサーの動きではない。これからまた仕上げていくと思うので試合が楽しみです。多くのボクシングファンにメインイベントの横山選手の試合を観ていただければと思います」と横山の動きに感心するとともに、横山へ大きな期待を寄せていた。
◎「3150×LUSHBOMU vol.3」詳細
日時:2024年12 月21 日(土)
会場:ツインメッセ静岡
住所:〒422-8006 静岡市駿河区曲金3丁目1番10号
配信:ABEMA全試合無料生中継
◎対戦カード
【メインイベント】
・スーパーフライ級8回戦
横山葵海(ワタナベ)
VS
東洋太平洋スーパーフライ級5位 デンマーク・ケビド(フィリピン)
・IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦
ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)
VS
レネ・カリスト(メキシコ・TMK)
・ヘビー級8回戦
日本ヘビー級王者 但馬 ミツロ(亀田)
VS
ロスメン・ブリトー(ベネズエラ)
・53.2kg契約8回戦
ナッタポン・ジャンケーウ(タイ)
VS
WBOスーパーフライ級6位 健文トーレス(TMK)
・フェザー級8回戦
アンジェロ・ベルトラン(フィリピン)
VS
IBF世界フェザー級15位 亀田京之介(TMK)
・53キロ契約8回戦
森脇 龍星(KWORLD3)
VS
WBC世界スーパーフライ級25位 サルバドール・フアレス(メキシコ)
・フェザー級8回戦
東洋太平洋フェザー級7位 中川抹茶(スパイダー根本)
VS
ロッキー・オグデン(オーストラリア)
・スーパーライト級6回戦
ティティコン・ラッタナクン(タイ)
VS
宮川 竜成(尼崎亀谷)
・60.8kg系契約4回戦
月田 翔一郎(LUSH)
VS
秋山 星也(名古屋大橋)
「3150×LUSHBOMU vol.3」詳細( https://www.3150fight.com/schedule/27/)