(左から、亀田興毅プロモーター、森脇龍星、アンヘル・アヤラ、亀田大毅会長)
12日(火)、大阪府内のKWORLD3ジムで12月21日(土)に静岡県静岡市のツインメッセ静岡で開催する「3150×LUSHBOMU vol.3」の会見が行われた。この日、「3150×LUSHBOMU」ファウンダー・亀田興毅から追加カードとして、森脇龍星(KWORLD3)がWBC世界スーパーフライ級25位、サルバドール・フアレス(メキシコ)と53㎏契約8回戦で対戦することが発表された。
亀田ファウンダーは森脇について「デビュー3戦目でメキシコの強豪選手との対戦とのことで、ここが森脇選手にとって試金石となる一戦だと思います。ボクシングのレベルは高い選手なので、あとはリングで結果を出していくだけですね」と森脇についての期待を語ると、森脇は「次がプロ3戦目、初めての8回戦の試合ですが、今は自信しかないです。前回の試合(7月28日)ではKO勝ちできましたが、課題が多い試合だったので、今回の試合では自分が満足できる試合をします。今は大毅会長にメキシコから素晴らしいスパーリングパートナーを呼んでいただいて、とても良い練習ができています。ありがたいです」と今回の試合に向けて、所属するKWORLD3ジムの亀田大毅会長が、森脇のためにメキシコからスパーリングパートナーを招聘したことに対して感謝した。
同席した亀田大毅会長は「森脇には期待しています。次回の対戦相手がメキシコの選手なので、メキシコからスパーリングパートナーを呼びたいと思って、和毅に相談したら最高のパートナーを用意してくれました」とメキシコに太いパイプをもつ、実弟の亀田和毅(TMK)からの紹介で現・IBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)がスパーリングパートナーで来日し、森脇とスパーリングを重ねていることを語った。
会見の後、森脇とアヤラによる2ラウンドのスパーリングが公開され、試合まで1カ月と少しということもあり、好仕上がりを見せる森脇がスピードのある動きと出入りで攻勢に進めたが、アヤラも現役世界王者らしく、森脇のパンチに対して力強いカウンターを合わせるなど、世界王者らしい動きを見せつけた。
スパーリング後、アヤラは改めて森脇の才能を絶賛。「(森脇)龍星は今日も素晴らしい動きでした。彼は将来、日本を代表するボクサーになれる素質がある」と森脇を称賛すると、それを聞いた森脇は「世界王者に認めてもらえて嬉しいですが、今日は2ラウンドのスパーなので、自分は試合のリングで結果を出せるように頑張ります」と浮つくこともなく気を引き締めていた。
森脇龍星
■所属:KWORLD3
■プロ成績 : 2戦2勝(2KO)
■生年月日 : 2004.4.2 (20歳)
■身長 : 170cm
■出身:兵庫県神戸市
■スタイル:右ボクサーファイター
■アマ戦績:35戦26勝9敗、U-15全国大会優勝(2回)、
アンダージュニア全国大会優勝(2回)、国体優勝、インターハイ準優勝
■紹介:幼少期に極真空手を始めると格闘家としての才能を発揮し世界王者となる。極真空手では100連勝も記録。中学生からボクシングに転向すると、ジュニア世代の全国大会のタイトルを総ナメ。高校時代は国体優勝。ハンドスピードとフットワークの速さはピカイチ。
サルバドール・フアレス
■所属:メキシコ
■プロ成績 : 30戦19勝(4KO)9敗2分
■生年月日 : 1993.3.29 (31歳)
■身長 : 163cm
■出身:メキシコ・メキシコ州ネサワルコヨトル
■スタイル:右ファイター
■ランキング:WBC世界スーパーフライ級25位
■タイトル:WBCラティーノ・スーパーフライ級王座
■紹介:2011年プロデビュー。メキシカン特有の獰猛果敢な
ファイタースタイルで、手数と回転力で相手を圧倒する。
一時期はパナマを本拠地に活動していたこともある経験豊富なベテラン。
◎「3150×LUSHBOMU vol.3」詳細
日時:2024年12 月21 日(土)
会場:ツインメッセ静岡
住所:〒422-8006 静岡市駿河区曲金3丁目1番10号
◎対戦カード
【メインイベント】
スーパーフライ級8回戦
横山葵海(ワタナベ)
VS
東洋太平洋スーパーフライ級6位 デンマーク・ケビド(フィリピン)
○アンダーカード
53kg契約8回戦
森脇 龍星(KWORLD3)
VS
WBC世界スーパーフライ級25位 サルバドール・フアレス(メキシコ)
※他のアンダーカードは後日発表予定
「3150×LUSHBOMU vol.3」詳細(https://www.3150fight.com/schedule/27/)