(左から、ワタナベジム・渡辺会長、亀田興毅ファウンダー、横山葵海、株式会社LUSH代表取締役もにゅこ、株式会社LUSH取締役ミナミムラソデコ)
7日(木)、東京都内のワタナベジムで12月21日(土)に静岡県静岡市のツインメッセ静岡で開催する「3150×LUSHBOMU vol.3」の会見が行われた。この日、「3150×LUSHBOMU」ファウンダー・亀田興毅からは「3150×LUSHBOMU」契約選手第1号として横山葵海(ワタナベ)と選手契約を締結し、「3150×LUSHBOMU vol.3」では横山をメインイベントに起用するという異例の大抜擢が発表された。プロ1戦1勝1KOの横山は、東洋太平洋スーパーフライ級6位デンマーク・ケビド(フィリピン)と対戦する。
亀田ファウンダーは横山について「デビュー戦をご覧になった方は分かると思いますが、『凄い選手が現れた』というのが第一印象。まだまだ伸びる選手だと思いますが、デビュー戦で既に完成されていた。自分もボクシングを長年やってきて、観てきているので、どんな選手が本物の選手なのかは分かる。横山選手は間違いなく本物。是非、『3150×LUSHBOMU』のリングで試合をして欲しいと思い、渡辺会長(ワタナベジム会長)に相談させていただき、契約させていただくことになりました」と、横山の新人らしからぬボクシングに魅了され、契約を締結した経緯を話しました。
「3150×LUSHBOMU」の選手契約の主な内容は、選手とジムに対し月額の報酬が毎月支払われ、「3150×LUSHBOMU」シリーズへの試合出場を保証し、PR活動やスポンサー獲得、スパーリングパートナーの招聘まで支援するという内容。契約締結をした横山は「ワタナベジムの渡辺会長、ジム関係者の方々、『3150×LUSHBOMU』関係者の方々に感謝しています。よりボクシングに打ち込める環境を作っていただいたので、自分がより強くなれるよう練習していきます」と、多くの報道陣を前に緊張した面持ちで話した。
また、亀田ファウンダーからは12月21日の「3150×LUSHBOMU vol.3」にて、他の試合や今後発表を予定する世界タイトルマッチ等を差し置いて、横山をメインイベントで起用することも発表された。「(横山)本人はプレッシャーも感じると思うが、横山選手への期待の現れです。多くの方に横山選手の試合を観ていただきたいという思いもあります。対戦相手は東洋太平洋スーパーフライ級6位のデンマーク・ケビド選手。デビュー2戦目の選手が対戦するようなレベルの選手ではないが、横山選手本人も陣営も自信を持っているので、この試合で素晴らしい勝ち方をして、その次の試合に繋げてもらいたい。この試合の内容では次にタイトルマッチになる可能性もあります」とデビュー2戦目の“新人ボクサー”横山をメインイベントに起用する異例の大抜擢を発表し、横山への大きな期待を語った。
それを聞いた横山は、メインイベントでの出場に対して「期待していただいているので、メインイベントで良い試合をしてその期待に応えたい。(自分の試合を)観ている人を魅了する試合をします」と試合に向けての意気込みを語った。対戦相手のケビドに対しての印象は「テクニックがありボクシングが上手い選手だなという印象。これから対策を立てながら練習していきます」と話した。
“スーパールーキー”横山は、既に井上拓真、武居佳樹(ともに大橋)、堤聖也(角海老宝石)といった1階級上のバンタム級世界王者クラスの選手達ともスパーの経験があり、横山自身もプロでやっていく手ごたえを掴んでいるという。現在の目標を問われると「スーパーフライ級で1番強い選手と言われているバム(ジェシー・ロドリゲス)と対戦してみたい」とデビュー2戦目を迎える選手にして、現在スーパーフライ級最強の呼び声が高い現WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(米国)の名前を挙げた。コメントは控えめながらも大きな自信を胸に秘める大物ルーキーの横山葵海。12月21日、デビュー2戦目にして横山が臨む「3150×LUSHBOMU vol.3」メインイベントに要注目だ。
【横山葵海】
■所属:ワタナベ
■プロ成績
: 1戦1勝(1KO)
■生年月日
: 2001.7.23 (23歳)
■身長 : 164cm
■出身:大阪府
■スタイル:右ボクサーファイター
■タイトル:2022年全日本選手権バンタム級優勝、アマ:56戦44勝12敗、拓大ボクシング部主将
■特徴:全日本選手権優勝等のアマチュア実績を残し、2024年7月にワタナベジムからプロデビュー。鍛え上げられた身体から速射砲のように繰り出されるパンチは鋭さと硬さを兼ね備え、相手のパンチをもらわない高度なディフェンステクニックも併せ持つ総合力の高いボクサー。全日本優勝、拓殖大学ボクシング部主将からワタナベジム入りは“KOダイナマイト”こと、元WBAスーパーフェザー級王者・内山高志氏と同じ系譜で、数多くの世界王者を送り出した名門・ワタナベジムが世界王座戴冠を期待するスーパーホープ。
東洋太平洋スーパーフライ級6位
■所属:フィリピン
■プロ成績 : 18戦13勝(7KO)3敗2分
■生年月日 : 1995.12.12(28歳)
■身長 : 165cm
■出身:フィリピン・キノギタン
■スタイル:左ボクサーファイター
■ニックネーム:トルネード
■特徴:サウスポースタイルからの攻撃的ボクシングが持ち味。
回転力のあるコンビネーションを武器に相手を圧倒していく。
海外での試合経験も豊富で、日本での試合は今年10月以来2度目。
10月の日本での試合は2ラウンド相手選手負傷によるドロー。
◎「3150×LUSHBOMU vol.3」詳細
日時:2024年12 月21 日(土)
会場:ツインメッセ静岡
住所:〒422-8006 静岡市駿河区曲金3丁目1番10号
◎対戦カード
【メインイベント】
スーパーフライ級8回戦
横山葵海(ワタナベ)
VS
東洋太平洋スーパーフライ級6位 デンマーク・ケビド(フィリピン)
※他のアンダーカードは後日発表予定
「3150×LUSHBOMU vol.3」詳細(https://www.3150fight.com/schedule/27/)