10月12日(土)愛知県国際展示場で開催する「3150×LUSHBOMU vol.2」のメインイベントで、IBF世界ライトフライ級2位の矢吹正道の挑戦を受ける同級王者シベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)が名古屋市内の中日ジムで報道陣を前に会見し、練習を公開した。
公開練習の前に行われた囲み取材では、現在のコンディションについて問われると、「日本に来てからも調整は順調」と引き締まった表情で答え、調整が順調であること伺わせた。対戦相手の矢吹に関しての印象は「良い選手だと思う」とだけ回答し、「あとはリングで向かい合って感じるものがあれば調整していければいい」と矢吹のことは気にしていない様子だったが、矢吹の過去の世界戦の映像はチェック済みとのことで、試合の内容や展開予想に関しては「ノーコメント」。また、ノンシンガがインファイトとアウトボクシングの両方で高いレベルにあり、どちらのスタイルが好みかを聞かれても「どちらも好きだね」と自身のスタイル対しても煙に巻いた。
自身のニックネームが「SPECIAL ONE(スペシャル・ワン)」であることに関しては、「SPECIAL ONE」と書かれたTシャツの文字を指しながら「小さい頃に父が付けてくれたニックネームなんだ。自分はその頃からボクシングの才能があったからね。アマチュア時代はアフリカ大陸までのタイトルはほぼ全て獲得したよ。アマチュアキャリアも約2,000試合くらいだ(笑)」と冗談を交えながら自らのアマチュアキャリアを自慢した。そして、最後に試合への意気込みを問われた際は「KOで自分が勝つ。日本のボクシングファンにはたくさん会場に来てもらって、自分と矢吹の素晴らしい試合を観てもらいたいね」と力強いKO宣言とともに多くのボクシングファンの来場を呼び掛けた。
会見の最後には未婚ながら娘が二人いることも明かし、先日に矢吹の愛娘、愛息がジュニアの大会で日本一になったボクサーだと話を聞くと「娘たちにはボクシングはさせたくないね。『どうしてもやりたい』と言ったら止めることはないけど。本音はやって欲しくないよ」と娘思いの一面も見せた。
会見後の練習では軽めのシャドーボクシングを披露。長いリーチから時折見せる力強いパンチは仕上がりの良さとパンチ力の強さを感じさせた。王者は13勝中10KO、挑戦者は16勝中15KOと、共に軽量級とは思えない高いKO率を誇る両者による“強打者対決”はKO必至の戦いになりそうだ。10月12日(土)の大一番に要注目。
IBF世界ライトフライ級タイトルマッチがメインイベントに組まれている「3150×LUSHBOMU vol.2」の模様は、10月12日(土)12:00から、ABEMAにて全試合生中継される。
◎「3150×LUSHBOMU vol.2」詳細
日時:2024年10 月12 日(土)
会場:愛知県国際展示場
住所:〒479-0881 愛知県常滑市セントレア5丁目10−1
「名鉄名古屋」駅から特急で28分、最寄り駅「名鉄中部国際駅」から徒歩5分
イベント開始予定:12:30
配信:ABEMAにて全試合無料生中継
◎対戦カード
○メインイベント
【IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 ※指名試合】
王者 シベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)
VS
同級2位 矢吹正道(LUSH緑)
○アンダーカード
【スーパーフライ級8回戦】
東洋太平洋フライ級8位・WBOAPスーパーフライ級15位
アルビン・カミケ(フィリピン)
VS
日本スーパーフライ級11位
政所 椋(KWORLD3)
【ライト級8回戦】
東洋太平洋ライト級9位
ロルダン・アルデア(フィリピン)
VS
日本ライト級9位
英豪(LUSH緑)
【スーパーフライ級8回戦】
花田 颯(KWORLD3)
VS
東洋太平洋スーパーフライ級8位
デンマーク・ケビド(フィリピン)