10月12日(土)愛知県国際展示場で開催する「3150×LUSHBOMU vol.2」のメインイベントで、IBF世界ライトフライ級王者のシベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)に挑戦する同級2位の矢吹正道が名古屋市内のLUSH緑ジムで報道陣を前に会見し、練習を公開した。
公開練習の前に行われた囲み取材では、今までのスパーリングの内容を問われると、「色々な相手とのスパーリングができた。距離の長い選手、インファイターの選手、スピードのある選手、合計で100ラウンドちょっとやってきました。昔と今のスパーリングを比べても今の方が強いのは間違いない。自分自身、今が一番強いと思っています」と充実したスパーリングで自信を深めた様子で、先日、来日した王者・ノンシンガのコメントに対しては「聞いてもいないですし、興味もないですね」と対戦する王者に対しては無関心で、自分のボクシングに徹する覚悟を見せた。また、体重に関しては「あと3、4キロくらいで順調」と減量も問題はなく、いよいよ12日(土)に迫った大一番に万全の状態で臨む。
先日の試合発表会見で「勝つ確率は50%」と話し、公開スパーリングの際は「今は勝つ確率が80%ぐらいまで上がってきた。試合までには100%に持って行きたい」と語っていたことに関しては、「今も80%くらいの確率で勝てると思っています。(相手の)試合のビデオを見ても勝てると思っているので。試合では100%勝てると思って試合に臨みます」と試合への強い決意を語った。
また、矢吹と同じLUSH緑ジムで練習している長女・佐藤夢月さん(14歳)と佐藤克羽君(11歳)は、9月29日(日)、東京・ドーム立川立飛で開催される「第6回ジュニア・チャンピオンズ・リーグ全国大会」で共に勝利して優勝。現地に応援とサポートに駆け付けた矢吹は「二人揃って優勝するとは思っていなかったので感動しました」と刺激を受けた様子。12日(土)は応援に駆け付ける愛娘、愛息の前で、今度は自分が世界王者に返り咲く雄姿を見せるつもりだ。
会見後の練習ではロープ、シャドー、ミット打ちを披露。ミット打ちでは試合5日前とは思えないキレの良い動きを見せ、トレーナーとの会話では笑顔も見られた。
世界戦を直前に控え、コメントからも、練習の動きからも自信が感じられる矢吹。共に高いKO率を誇る王者との“強打者対決”は見応えのある戦いになる。12日(土)の大一番は要注目だ。
◎「3150×LUSHBOMU vol.2」詳細
日時:2024年10 月12 日(土)
会場:愛知県国際展示場
住所:〒479-0881 愛知県常滑市セントレア5丁目10−1
「名鉄名古屋」駅から特急で28分、最寄り駅「名鉄中部国際駅」から徒歩5分
イベント開始予定:12:30
配信:ABEMAにて全試合無料生中継
◎対戦カード
○メインイベント
【IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 ※指名試合】
王者 シベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)
VS
同級2位 矢吹正道(LUSH緑)
○アンダーカード
【スーパーフライ級8回戦】
東洋太平洋フライ級8位・WBOAPスーパーフライ級15位
アルビン・カミケ(フィリピン)
VS
日本スーパーフライ級11位
政所 椋(KWORLD3)
【ライト級8回戦】
東洋太平洋ライト級9位
ロルダン・アルデア(フィリピン)
VS
日本ライト級9位
英豪(LUSH緑)
【スーパーフライ級8回戦】
花田 颯(KWORLD3)
VS
東洋太平洋スーパーフライ級8位
デンマーク・ケビド(フィリピン)