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【8.24公開練習】波乱万丈な健文トーレス「感謝の気持ちが伝わるボクシングをする」

2024.08.20

20日、大阪府内のジムで、824日に大阪府・大和アリーナで開催する「3150×LUSHBOMU vol.1」にて52.5kg契約10回戦でWBO世界スーパーフライ級1位のKJ・カタラジャ(フィリピン)と対戦するWBO世界バンタム級11位の健文トーレス(TMK)が練習を公開し、練習前に会見を行った。

下記、トーレス選手会見での一問一答

Q.日本での試合は何年振りになるか?

健文:約7年振りでの日本での試合になる。

Q.今回の試合が決まってどう思いますか?

健文:今回の試合を組んでくれた方々もそうですが、日本で試合をするにあたってライセンス取得にご協力してくれた方々にも感謝しております。

Q.TMKジムに所属した経緯は?

健文:昨年5月に和毅選手に連絡をしてジムを見学し、その際にトレーニングをみてこのジムしかないなと強く思い、前からアプローチをしていたが試合に負けてしまい、タイミングを逃してしまったが、前回ガバリョに勝ち、改めてお願いしてTMK所属となりました。

Q.亀田三兄弟との関係性は?

健文:幼少期から一緒にトレーニングをしていたり、小学校が一緒で遊んだりもしていた仲。学年は興毅ファウンダーの一つ下。(KWORLD3ジム)大毅会長のひとつ上の学年です。

Q.前回の当時のWBOバンタム級1位ガバリョ(フィリピン)との試合をどのような気持ちで臨んだか?

健文:自分では勝てないと一度はオファーを断ったが、なんでこのような機会を断ってしまったのかと一生後悔すると思いもう一度自ら連絡し、試合に臨んだ。イチかバチかの勝負でした。

Q.今回の対戦相手のKJ・カタラジャ選手の印象は?

健文:強い選手なのは間違いない。パンチもあるでしょうし、うるさそうな選手。でも自分は負けるとは全く思っていない。TMKジム所属してから体のケアから学び直して、今までで一番充実した練習ができている。今のオレが気持ちと技術で負けることはない。

Q.過去の犯罪歴(タクシー強盗など2度の収監。刑務所暮らし等)を振り返ると?

健文:刑務所には6年半+4年半、計11年入っていました。自分が罪を償えるとは思っていない。被害に遭わせた人もいます。仮に自分が世界王者になったとしても自分が更正したとは言えない。だけど、今になって、今までの自分が間違っていたことを理解し、ボクシングは好きだったとあらためて感じた。その思いだけでも今回の試合で示したいと思う。

Q.今の仕事は何ですか?

健文:知り合いの紹介で介護士の仕事をしています。介護の仕事を通じて、感謝されることのありがたみと嬉しさに気づくことができた。それで自分は人のありがたみを理解することができた。

Q.この試合に向けての意気込みをお願いします。

健文:今回の試合に向けて自分がびっくりするくらい応援してくれる人が沢山いることが分かった。チケットもすぐに完売した。お兄ちゃんを始め、家族には色々迷惑をかけたけど、今でも応援してくれるし相談に乗ってくれる。応援してくれる皆のためにもリングで感謝の気持ちが伝わるボクシングをします。

隣でトーレスの話を聞いていた亀田興毅プロモーターも「健文は昔から知っているけど、ほんまに周りから『絶対世界王者になる』と言われていたほど凄かった。そんな彼が紆余曲折を得て、ようやくこの舞台まで戻ってきた。和毅(亀田和毅が出場)のメインイベント、優大(重岡優大が出場)のセミファイナルとともに健文(健文トーレスが出場)の試合を含めた3試合は、全ての試合が勝てば世界戦という大一番。健文も相手は相当強いけど頑張ってほしい」と幼馴染の健闘を期待していた。

会見の後に、シャドーボクシング、メキシコ人トレーナーとのミット打ち、サンドバッグ打ちを披露した健文トーレスは、父がメキシコ人で元WBC世界ライトフライ級王者のヘルマン・トーマス氏で、兄も従兄プロボクサーというボクシング一家で育った。


そんなボクシングエリートだったトーレスが、再び脚光を浴びる舞台に立つ。2戦連続で世界ランキング1位の選手に勝利すれば、その先に夢だった世界挑戦への道が開けてくる。本来の階級であるバンタム級では日本人選手が4団体の王者を独占しており、この試合に勝てば、スーパーフライ級とバンタム級まで世界挑戦の可能性が広がる。過去に犯した罪を見つめ直して、今の自分と真摯に向き合いながら、健文トーレスは目の前の大一番に臨む。

◎「3150×LUSHBOMU vol.1」詳細

日時:2024824() 開始予定:13:00

会場:大和アリーナ(大和大学構内)

住所:〒564-0082 大阪府吹田市片山町2-5-1

アクセス:JR吹田駅徒歩約7分、阪急吹田駅徒歩約10

配信:ABEMAにて全試合無料生中継


◎対戦カード

・メインイベント

IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦12回戦

同級2位 レラト・ドラミニ(南アフリカ)

VS

同級3位 亀田和毅(TMK

・セミファイナル

48.6kg契約10回戦

WBC世界ミニマム級2位 重岡優大(ワタナベ)

VS

WBO同級12位 サミュエル・サルバ(フィリピン)

・第6試合

スーパーフライ級8回戦

日本フライ級9位 野上翔(RK蒲田)

VS

東洋太平洋スーパーフライ級12位 ダンリック・スマボン(フィリピン)

・第5試合

52.5kg契約10回戦

WBO世界スーパーフライ級1位 KJ・カタラジャ(フィリピン)

VS

WBO世界バンタム級11位 健文トーレス(TMK)

・第4試合

ミドル級6回戦

日本スーパーウェルター級7位

佐々木 る玖(KWORLD3)  

VS

大島 光容(尼崎亀谷)

・第3試合

60kg契約8回戦

伊集院 嵐(KWORLD3

VS

ペン・ファン(中国)

・第2試合

スーパーライト級6回戦

宮川 竜成(尼崎亀谷)

VS 

シュアイ・ウー(中国)

・第1試合

58kg契約4回戦

佐藤 陽太(LUSH緑)

VS 

阿部 樹(CHANGES)

 

ABEMAにて全試合無料生中継

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