(左から)トレーナーのペニャロサ、ペドロ・タドゥラン
24日、7月28日に滋賀ダイハツアリーナで開催される「3150FIGHT vol.9」のメインイベントでIBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗(ワタナベ)の挑戦する指名挑戦者で同級1位のペドロ・タドゥラン(フィリピン)が大阪府内のジムで練習を公開し、練習前に行われた会見に、トレーナーのカルロス・ペニャロサ トレーナーと共に臨んだ。
下記、会見での一問一答。
Q.現在のコンディションは?
A.100%のコンディション。とても体調は良い。
Q.日本は今とても暑いが?
A.暑くてビックリしたが、暑いのは問題ない。
Q.重岡銀次朗選手の印象は?
A.とても強い選手だと思う。でも自分は彼を倒すために日本に来た。銀次朗との試合は素晴らしい試合になることは間違いない。日本で初めて試合ができることにも興奮している。
Q.重岡銀次朗はボディショットが強いが、ボディは大丈夫か?
A.(ペニャロサ トレーナー) 銀次朗のボディショットへの対策はしっかりやってきた。ボディは徹底的に鍛えてきたので大丈夫。
Q.今回の試合に向けての対策練習はしてきたか?
A.(ペニャロサ トレーナー)しっかりと対策練習はしてきた。内容は言えない。秘密だ。試合を楽しみにしておいてくれ。
Q.この試合で王者に勝ってからプランは考えているか?
A. この試合に勝ったら、他団体の王者、オスカル・コラーゾ(プエルトリコ)や同じフィリピン人のメルビン・ジェルサェムと統一戦がしたい。
Q.現在の体重は?
A.練習前で108ポンド(約48.9キロ)ぐらい。あと3ポンド。普段も摂生して118ポンド(約53.5キロ)ぐらいをキープしているから減量は全く問題ない。
タドゥランと一緒に会見に臨んだペニャロサ・トレーナー(63歳)は、かつて川島郭志や徳山昌守と日本で激闘を繰り広げた元世界二階級制覇王者のジェリー・ペニャロサ(フィリピン)の実兄。ジェリー以外にも多くのチャンピオンを指導してきた実績があり、来日経験も豊富なベテラントレーナーで、今回の難敵、無敗王者の重岡銀次朗に対しても秘策があるとのことだった。
会見後に行われた練習でタドゥランは、ロープ3ラウンド、シャドー4ラウンド、ミット打ち4ランド、サンドバッグ3ラウンド、腹筋と疲れた表情も見せずに黙々と練習メニューをこなしていった。ミット打ちではサウスポースタイルから力強い左ストレート、左アッパーを披露し、速い回転力のコンビネーションを見せる場面もあり、仕上がりの良さを感じさせた。