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【試合結果】成通グループPresents「3150FIGHT SURVIVAL vol.8」 和氣慎吾が地元・岡山で世界ランカー撃破!但馬ミツロは終了間際の劇的KO勝利!

2023.09.04

亀田興毅ファウンダー・和気慎吾(FLARE山上)

 

成通グループPresents「3150FIGHT SURVIVAL vol.8」は「3150FIGHT」シリーズの全国行脚第1弾として、超満員の2200人の観衆を集めて岡山県・コンベックス岡山で9月2日に開催された。

 

メインイベントの56.2キロ契約8回戦に出場した地元・岡山出身の和氣慎吾(FLARE山上)は現役世界ランカーのホセ・ベラスケス(チリ)と対戦。和氣はベラスケスの果敢な前進に苦戦する場面は見られたものの、左右のボディやショートストレートを的確にヒットし判定勝ち。地元の大応援団が見守る中で世界ランカーを撃破した。

 

セミファイナルのヘビー級8回戦では、日本ヘビー級王者・但馬ミツロ(KWORLD3)が、右からの左ボディや右ストレートで優位に試合を進めると、試合終了まで僅か1秒前のタイミングで粘るアカポッブ・エラワー(タイ)にTKO勝ち。

 

他の試合でも好試合が連発した「3150FIGHT」シリーズ全国行脚第1弾は大きな盛り上がりを見せた。

 

次回の「3150FIGHT」シリーズは10月7日(土)に東京・大田区総合体育館で「3150FIGHT vol.7」が開催される。

和氣(FLARE山上)vsベラスケス(チリ)戦より

 

元日本・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾が、2014年以来約9年ぶりとなる岡山のリングに登場。対戦相手はWBO世界スーパーバンタム級13位の現役世界ランカーのホセ・ベラスケス。

 

長身サウスポーの和氣は、1ラウンドからフットワークを使いながら左ボディアッパーを入れて自分のリズムを作ると、小柄なオーソドックスのベラスケスは、より体勢を低くしながら果敢に前進して左右の大きなフックを放つ。試合中盤、和氣はベラスケスのラフな攻撃を交わしながら左の打ち下ろしのストレートをヒットさせる。最終8ラウンドには、和氣の左ストレートがベラスケスにクリーンヒット。その後も真っ向から打ち合い有効打で上回り、ベラスケスの猛攻を捌ききった和氣が地元で見事に世界ランカーを撃破した。

 

試合後、地元で殊勲の勝利を挙げた和氣は「試合前の想定では圧勝するつもりだったが、戦いにくい相手で苦戦してしまった。試合の途中に効いたパンチはあったが、『地元の岡山で倒れることはできない』という強い思いで最後まで戦うことができた。これで世界ランキングに復帰できれば、また世界を目指していけると思う。地元での試合は最高でした」と地元での勝利に安堵の表情を見せた。

 

一方、敗れたベラスケスは「自分の中で判定はドローぐらいかなと思ったが、和氣は勝利に値する素晴らしいボクサーだった。でも自分は10ラウンド、12ラウンドで試合をしてきた選手。できることなら12ラウンドの試合で再戦したい」と試合の感想を語った。

亀田興毅ファウンダー・和氣慎吾(FLARE山上)

 

「3150FIGHT」シリーズ全国行脚第1弾の成通グループPresents「3150FIGHT SURVIVAL vol.8」が大きな盛り上がりをみせたことに「3150FIGHT」ファウンダーの亀田興毅は「岡山の多くの方のご支援とご声援をいただけて、今回の全国行脚第1弾、岡山大会は大成功だったと思います。これを機に全国各地で『3150』シリーズを開催していきたい」と今後の「3150FIGHT」シリーズ全国行脚への意気込みを語った。

 

地元・岡山でのメインイベントに和氣を抜擢し、見事に勝利でイベントを締めくくったことに「和氣選手は、かなりやりずらい相手に最後まで冷静に戦い、地元で勝利を飾ってくれた。また岡山でイベントをする時は、もっと大きなイベントを開催したい。和氣選手には、その時まで順調に勝ちを重ねてもらいたいですね」と今後の和氣へ期待を寄せた。

エラワー(タイ)vs但馬(KWORLD3)より

 

セミファイナルは日本ヘビー級王者の但馬が“但馬ミツロ 試練の5連戦”の4戦目でアカポッブ・エラワーと対戦。

 

「ミツロ・ボンバイエ」のテーマでいつものように登場した但馬は、1ラウンド、ボディへのジャブから左ボディをヒットさせ自分のペースを掴むと、スピードの強弱とパンチの強弱を使った攻撃で主導権を握っていく。対するアカポップは但馬の強打を被弾しながらも、強引に打ち返し、右ストレートで但馬の顔面を弾く。その後、ラウンドが進むにつれ、但馬が左ボディや右ストレートのクリーンヒットを重ねる。迎えた最終8ラウンド、但馬は左右のフックでKOを狙ってパンチをまとめていくと、試合終了間際の8ラウンド2分59秒、防戦一方になったエラワーを見たレフェリーが試合をストップ。但馬が試合終了残り1秒で劇的TKO勝利を飾った。

岡田(JBスポーツ)vs岡(KWORLD3)戦より

「3150FIGHT SURVIVAL vol.8」試合結果

◎試合結果

○メインイベント 56.2キロ8回戦

和氣 慎吾(FLARE山上)〇判定3-0(78-74,78-74,78-74)×ホセ・ベラスケス(チリ)

 

○セミファイナル ヘビー級8回戦

アカポッブ・エラワー(タイ)×8R 2分 59秒 TKO◎但馬 ミツロ(KWORLD3)

 

○第5試合 ライトフライ級6回戦

岡田 真虎(JBスポーツ)×判定0-3(55-59,56-58,56-58)〇岡 朱里 (KWORLD3)

 

○第4試合 スーパーフライ級8回戦

岩﨑 圭祐(オール)×判定0-3(75-76,75-76,75-76)〇神崎 靖浩(倉敷守安)

 

○第3試合 スーパーフェザー級6回戦

室田 拡夢(進光)◎5R 1分 55秒 TKO×船橋 真道(KWORLD3)

 

○第2試合 ヘビー級4回戦

クォン・サンタエ(韓国)×4R 2分 13秒 TKO◎高山 秀峰(スパイダー根本)

 

○第1試合 ライト級4回戦

木津西 恵斗(オール)〇判定3-0(39-37,39-37,39-37)×樋口 絹真(北島)

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