「3150FIGHT」は大阪にて、8月11日(金・祝)にエディオンアリーナ大阪第1競技場にて開催される「3150FIGHT vol.6」に出場する、現WBOアジアパシフィック・バンタム王者で、IBF世界バンタム級5位にランキングされる西田凌佑（六島）の会見を開いた。

8月11日のイベントで西田は「IBF世界バンタム級挑戦者決定戦」で同級6位のクリスチャン・ヒメネス（メキシコ）と対戦。まずは世界初挑戦の切符をつかむことに全力を注ぐ。

プロ入り後は未だ無敗。冷静なテクニシャンとして評価の高い西田は「相手のパンチをもらわずに自分だけ当ててポイントを取りたい。チャンスがあればKOしたいけど、まず勝つことが大事」と意気込みを語った。

「3150FIGHT」亀田興毅ファウンダーは「西田選手は（相手が）パンチを当てるのは難しく、全部のラウンドでポイントを取れそう。チャンピオンになれば長期政権を築きそうなタイプ。ボクシングはスポーツだし、KOが全てじゃない。勝つことに集中してほしい。自分も、その魅力を伝えていければと思う」と、西田には自身の特徴を存分に生かして勝ちに拘った戦いを求めた。

 西田は今年3月、近大ボクシング部時代の同級生で全日本選手権女子で3連覇した河野沙捺さんと結婚。6月には挙式をあげた。

沙捺さんはプロ男子4回戦レベル選手にはパンチを当てさせない技量の持ち主であり、現在は西田に対し栄養バランスの良い食事を用意してくれるほか、メンタル面でもアドバイスを送るほど。ボクシングに精通している、まさにボクサーには打ってつけの奥様だ。

これを聞いた亀田ファウンダーは「今度の試合は無理やけど、世界戦になればセコンドが1人増えて、4人までいけるから奥さんにセコンドに入ってもらおうか」と提案。

これに西田は「自分的にはちょっと……。気が散りそう」と乗り気ではなさそう。「でも（沙捺さんは）興毅ファウンダーのことが好きなので、ファウンダーから頼まれたらOKするかもしれないです」。

西田が晴れて世界挑戦権を掴み取れば、西田が恐れる“夫人がセコンド”という状況が実現する可能性もある。