6月10日(土)にエディオンアリーナ大阪第２競技場にて行われる1日2部興行「3150FIGHT SURVIVAL vol.5 & vol.6」の前日計量・会見が大阪府内のジムで行われた。

「3150FIGHT SURVIVAL vol.5」のメインイベント、ヘビー級8回戦に出場する日本ヘビー級王者・但馬ミツロ（KWORLD3）とルイス・マリン（ベネズエラ）は両者ともに計量をクリア。ここまでプロデビュー5戦5勝（5KO）のパーフェクトレコードを誇る“1ラウンドKO男”但馬が過去最強の相手を迎える。

「3150FIGHT SURVIVAL vol.6」のメインイベント、134ポンド契約10回戦に出場するWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者・力石政法（緑）とリカルド・ヌニェス（ベネズエラ）の両者も計量をクリア。この試合が“世界前哨戦”となる力石は、実力者を倒して世界戦へ進んでいくことができるのかに注目。

6月10日(土)「3150FIGHT SURVIVAL vol.5 & vol.6」全18試合の模様は、ABEMAにて全試合無料生中継される。

6月10日(土)「3150FIGHT SURVIVAL vol.5 & vol.6」はABEMAにて全試合無料生中継
https://abema.tv/channels/boxing/slots/A21Ar1y1Xq77GK

出場選手の中でも最注目は「3150FIGHT SURVIVAL vol.5」のメインイベントに出場する日本ヘビー級王者でプロデビューから現在まで5戦5勝が全て1ラウンドKO勝ちというパーフェクトレコードを誇る但馬ミツロ（KWORLD3）。但馬は服を着た状態で計量に臨み、127キロ。但馬の対戦相手、ルイス・マリン（ベネズエラ）は121キロで計量をパス。両者120キロオーバーのヘビー級重量選手によるド迫力バトルが期待される。

但馬ミツロはこの試合が“タイソンロード”1戦目。ヘビー級のレジェンドであるマイク・タイソンがデビュー当時に連続で試合をこなしていったことに由来するこのプランは、但馬が今回の試合から5連戦の試合が組まれることを意味している。ヘビー級で世界ランキングに入るためには最低10戦のキャリアが必要と言われており、この試合に向けて英国からスパーリングパートナーを招聘し、今回の試合に向けて本格的なスパーリングキャンプを敢行。

今までにない貴重なトレーニングを積んできた但馬だが、陣営としては先を見据え、今までのような1ラウンドKOにはこだわらず長いラウンドを戦う経験をさせたい意向だ。但馬本人は「明日は、これまでと違う姿を見せることが出来ると思う」とコメント。

一方、マリンは過去に1度もダウン経験がなく、10勝7KOとパンチ力もある、まさに但馬の過去の相手と比べても最強の相手といえる実績の持ち主。マリンは「但馬ミツロは5連続KO勝利でアマキャリアもありエリートボクサーだが、私には通用しない。必ずノックアウトする」とコメント。果たしてどんな試合になるのか？ヘビー級のスリル満点の戦いは必見だ。

「3150FIGHT SURVIVAL vol.6」のメインイベントは、今この階級で最も世界に近いボクサーと呼び声の高い力石政法（緑）の世界前哨戦。対戦相手のリカルド・ヌ二ェス（パナマ）は米国の超人気ボクサー、ジャーボンダ・デービスと世界戦で拳を交えるなど、元世界ランキング2位に位置していたこともある世界を知っている、経験値の高いボクサー。

力石は「今回は、これまでより一番リラックスしていて、減量も勝手に体重が落ちた。観ている方が『力石は世界に行ける』と思ってもらえる試合をして最後は倒しますとコメント。

リカルドは「力石は素晴らしいボクサーだと思うがまだ世界のレベルを知らない。自分が世界レベルのボクシングを教えてやる」と意気込んだ。

「3150FIGHT SURVIVAL vol.5」のセミファイナルでは、初代日本スーパーミドル級王座決定戦が行われ、同級1位の野中悠樹（渥美）vs同級2位の帝尊康輝（一力）が対戦。

「3150FIGHT」はシーズン2に入り、回を重ねるごとにグレードが上がり業界内外で多くの話題を呼び、出場選手を希望するボクサー達が殺到。今回の「3150FIGHT SURVIVAL」は同日に2興行開催。

「3150FIGHT」レギュラーメンバーである但馬ミツロや力石政法を始め、シーズン1では多くの話題を呼んだ“日本一有名な4回戦ボクサー”ヒロキングこと福重浩輝や、ふなっしーこと船橋真道（ともにKWORLD3）等も参戦する。